ウェビナーマーケティングとは?ウェビナーマーケティングのポイント


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セミナーの開催を企画している企業担当者の方は、時には会場探しに奔走することもあるでしょう。また、セミナーを成功させるためには、会場探しだけでなく集客も同時進行しなければなりません。しかしながら、会場が取れなかったり、申込数が伸びなかったりして、開催に不安を感じるケースも多いのではないでしょうか?

「セミナーを成功させたい」「無駄なコストを発生させることなく売上に繋げたい」と考えている方におすすめなのが、ウェビナーマーケティングです。日本における「ウェビナー」というワードの月間検索数は、増加傾向にあり注目度の高さが伺えます。
本記事では、ウェビナーマーケティングについて解説するとともに、活用するメリットや活用する際のポイントなどをご紹介します。

ウェビナーマーケティングとは

企業のマーケティング担当者や個人事業主の方の中には、「ウェビナーマーケティング」という言葉を初めて知る方もいるのではないでしょうか。言葉のニュアンスから、マーケティングの新しい手法であることは理解できても、「ウェビナー」というワードの意味が分からない方もいるでしょう。そこで、まずは「ウェビナーとは何か」という疑問を解消してから、ウェビナーマーケティングについて解説します。

ウェビナーとは


ウェビナーの英語表記は「Webinar」です。Webinarは、WebとSeminarを組み合わせた造語で、動画配信を活用したセミナーをインターネット上で実施することを指します。ウェビナーには、「Webセミナー」「Webイベント」「オンラインセミナー」「インターネットセミナー」などといった同義語があります。

ウェビナーの配信形式は、リアルタイム方式・録画方式・疑似ライブ方式の3つです。 リアルタイム方式は、配信時間を指定してセミナーをライブ配信します。この方式のメリットは、一方的な配信だけでなく、音声通話やチャットを利用した質疑応答などを行えることです。デメリットは、講師とのスケジュール調整や配信トラブルなどが挙げられます。
録画方式は、事前に録画したセミナーをWeb上にアップロードして配信する方法です。録画方式のメリットは、1度動画をアップロードすればコンテンツとして活用ができ、参加者は好きなタイミングで視聴できます。ただし、参加者と双方向的なコミュニケーションを取ることができないというデメリットがあります。
なお、2つの配信形式のメリットを活かしてデメリットを補うハイブリット方式が、擬似ライブ方式です。

ウェビナーマーケティングとは

ウェビナーマーケティングとは、BtoBにおける新しいマーケティング手法です。ウェビナーマーケティングは、ウェビナーを活用して幅広いユーザーと繋がることでビジネスを推進します。
ウェビナーマーケティングを実施する最終目的は、参加者に商品やサービスを購入してもらうこと、またはそれらに興味を示してもらうことです。ウェビナーマーケティングにおいて、主催者は参加者に対して製品やサービスなどについての貴重な情報を提供することで、見込み客の購買意欲を高めます。

ウェビナーを実施する場合はPC、Webカメラ、ヘッドセットさえ準備すれば配信可能なので、簡単に始めることができます。また、ウェビナーマーケティングを実施するには、「ターゲットへのメール配信」「顧客リストの作成」「アンケートの実施と回収」「ユーザー分析」といった作業が発生しますが、優れたウェビナーツールを使えば効率的にウェビナーマーケティングを実施することができます。

ウェビナーマーケティングのメリット

ウェビナーやウェビナーマーケティングについて理解できたところで、「会場集客型セミナーと何が違うのか」という疑問が生じる方もいるでしょう。たしかに、ライブ配信や録画配信をするとしても、主催者がセミナーを行うことには変わりありません。しかし、インターネットを利用したウェビナーだからこそ実現できる効果があります。ここでは、ウェビナーマーケティングのメリットを3つご紹介します。

集客力が高く今まで接触できなかった顧客にもリーチできる


ウェビナーは、従来の会場集客型セミナーの場合に接触できなかった幅広い見込み客にリーチすることが可能です。従来のセミナーでは、全国にセミナー開催の告知をできたとしても、会場までの距離や交通費などの問題により、実際に会場に足を運べる参加者は限定されます。
しかし、ウェビナーは場所の制約を受けないため、ネット環境さえあれば全国どの地域からでも参加できます。また、録画機能を活用することで、当日参加できなかった方へのコンテンツの共有も可能です。

ウェビナーツールによっては、実際に集客率を2倍以上に増加させることを実現した事例も存在します。現地でのセミナーやイベントとウェビナーを同時展開すれば、参加者を飛躍的に増加することができるでしょう。

リードナーチャリングに用いることができる

リードナーチャリングとは、「見込み顧客の育成」を指します。ウェビナーの実施前後や実施中に、ユーザーにアンケートをとって回収することで、見込み客の興味や関心を詳細に把握できます。アンケート結果を取り入れてキャンペーンを案内したり、分かりづらかった点を再度説明したりと見込み客へのフォローを充実させることで、成約率をアップさせることが可能です。

また、録画機能を活用すれば、セミナーに参加した方だけでなく、当日参加できなかった方に対してもフォローすることができます。そのため、会場だけで開催するセミナーに比べて、より多くの顧客を育成することができるのです。

会場集客型セミナーに比べ、費用や運用の手間が少ない

ウェビナーの最大の魅力は、セミナー開催にかかる費用と手間を最小限に抑えられることです。しかしながら、初めてウェビナーの開催を検討する方の中には、費用などをどの程度抑えられるのかイメージがつかない方もいるでしょう。ここでは、会場集客型セミナーを開催する場合を例に挙げながら、費用と手間に分けて解説します。

ウェビナーは低コストでの開催を実現

一般的に、会場集客型のセミナーでは、以下のような費用を要します。

  • 下見の際を含む会場までの交通費
  • 会場レンタル費
  • 備品代
  • 人件費


一方で、ウェビナーは必ずしも会場を借りる必要はなく、オフィスの一室から配信することも可能です。つまり、配信環境さえ整えればどこからでもウェビナーを開催できるため、会場レンタル費用や人件費などを抑えることができるというわけです。

ウェビナーは業務量の削減を実現


一般的に、会場集客型セミナーでは、以下のような業務に時間を要します。

  • 会場選びから申込み
  • 配布資料の印刷
  • 教材の用意
  • 参加者一覧作成
  • 会場までの移動
  • 会場設営と撤収
  • アンケートの実施と回収


しかし、ウェビナーを活用して自社でセミナーを開催すれば、これらの手間を最小限に抑えることができます。例えば、会議室などでウェビナーを実施すれば、会場選びや設営するは必要なくなります。また、配布資料の印刷もデータで資料を参加者に共有すれば済むため必要なくなります。このように、ウェビナーツールを利用すれば、実際にかかる業務量の30%を削減することもできます。

ウェビナーマーケティングのポイント

ウェビナーは会場集客型セミナーに比べて、最低限のコストと業務量で開催できることが分かりました。しかし、せっかくウェビナーを開催しても商談に繋がらなければ開催した意味がありません。ここからは、ウェビナーを失敗に終わらせないために、ウェビナーマーケティングのポイントを3つご紹介します。

結果を定量的に計測する

長期的な戦略を立てるには、ウェビナー開催後にデータを分析しなければなりません。ウェビナー開催後は以下のような項目を踏まえて、ウェビナー開催の結果を定量的に計測しましょう。

  • コンテンツの閲覧履歴
  • 参加者の滞在時間
  • アーカイブの視聴履歴
  • アンケート結果


これらのデータを分析することは、コンテンツや形式の改善および顧客育成に繋がります。また、参加者に情報提供する場合にも役立てることができます。例えば、滞在時間やアンケート結果をベースに参加者の興味・関心を分析すれば、参加者が知りたい情報を的確にピックアップすることが可能です。

ウェビナー参加者に「視聴して良かった」と思われるコンテンツを用意する


多くの人は、単調な映像が続けば見ることをやめるでしょう。同様に、単調な進行のウェビナーを見る参加者は途中退出する可能性があります。そうなれば、顧客育成はもちろん、参加者からのフィードバックを受けることも難しくなるでしょう。
参加者を惹きつけるコンテンツにするには、適宜、資料画像を映したり、質疑応答の時間を設けたり、途中参加した方に反応したりして、全体の流れに抑揚をつけましょう

また、参加者にストレスがかからない環境づくりも大切です。ウェビナーの最中に騒音がしたり、ノイズが入ったりすると、参加者はストレスを感じます。そのため、ウェビナーを開催するにあたり、周囲の環境から機器の状態まで配慮しなければなりません。

なお、ウェビナーをぶっつけ本番で行うことはおすすめしません。撮影当日に落ち着いて進行できるように、ウェビナー開催1週間前から数日前までにリハーサルを繰り返します。十分な事前準備を行うことで全体のクオリティが向上するため、参加者が満足するコンテンツを提供できるでしょう

ウェビナー後の参加者フォローはしっかりと

ウェビナーの性質上、開催中に参加者を個別に対応することは難しいです。参加者の中には、ウェビナーを視聴したのみで、チャットで発言していない方やアンケートに回答しない方もいるでしょう。しかしながら、参加者の方々は全員が「主催者のウェビナーに興味を示してくれた大切なお客様」です。
そのため、ウェビナー開催後には、参加者全員にお礼のメールを送りましょう。お礼のメールには、参加者が知りたい情報を添えることが好ましいです。参加者が知りたい情報を把握するには、ウェビナー開催後に分析した結果をもとに割り出しましょう。

ウェビナーマーケティングに向いているネクプロの機能



ウェビナーを開催するにあたり、機材の準備から分析まで様々な工程を踏みます。ウェビナーの開催を予定している方の中には、集客できるのか、上手く運用できるのか、適切な分析ができるのかなどの不安がある方もいるでしょう。

そんな方におすすめしたいのが弊社が提供するネクプロです。ネクプロのウェビナーは、開催前の集客から配信、開催後の分析改善などワンストップで完結できます。ここでは、ネクプロの8つの機能をご紹介します。

◎リード管理
リード管理機能でグループや権限を細かく設定できるため、パーソナライズした情報を配信することができます。この機能を活用すれば、見込み客を育成して営業機会の創出に役立てることも可能です。

◎ランディングページ/Webフォーム
ランディングページや申込みフォームを簡単に設置できます。また、競合排除機能があるため、ターゲットを限定して申請を許可することも可能です。さらに、申込受付時のメール配信の自動化ができるため事前準備にかかる手間を削減できます。

◎オープンメディア/クローズドオウントメディア
ネクプロで配信する全てのコンテンツは、オープンと会員制のクローズドが選択可能です。クローズドオウンドメディアでは、当日の録画映像を会員制で配信できます。当日、来場・参加できなかった方・もう1度セミナーを見たい方に対して情報提供することで顧客育成を図ることが可能です。

◎ウェビナー/リアルイベント管理
会場でのセミナーとWebで同時中継することができます。当日の機材手配や、配信運営などは弊社にお任せください。また、受講票発行やQRリーダーによるセミナーの予約および参加状況の管理など、リアルとWebを統合しての管理が可能です。

◎アンケート
コンテンツの申込時・視聴前・視聴中・視聴後において、詳細なアンケートを設置できます。アンケートの実施により、見込み客の興味・関心を把握できるため、次の営業活動に繋げることができます

◎レポート管理
ネクプロは、結果にコミットするデータ取得が可能です。コンテンツの観覧履歴・アンケート結果・アーカイブの視聴履歴を分析して、顧客の興味・関心を把握することができます。分析結果をもとに、コンテンツの改善や顧客育成が可能です。

◎キャンペーン/マネジメント
蓄積されたユーザーの情報や行動履歴とCRMやSFAなどのデータを突き合わせて、キャンペーンの企画立案から実行まで行うことができます。

◎録画配信が簡単
開催済みのウェビナーや既存の動画はライブラリ化できるため、すぐに再利用できます。

ネクプロは、現地開催のみのセミナーに比べて2.7倍の集客数の実現が可能です。ウェビナーの開催により集客数が増加すれば現地開催の集客にも貢献できます。

ウェビナーマーケティングを始めるならネクプロをご検討ください

これからウェビナーマーケティングを始める方は、おそらく撮影はできても、その後のデータ分析に自信がない、データを上手く活用できるか分からないなどの不安があるでしょう。もちろん、工程ごとにツールを分けて利用するのも一つの手です。しかし、それでは手間とコストを最小限に抑えられるというウェビナーのメリットを活かしきれません。
ウェビナーマーケティングを始めるという方は、全ての工程を一貫して担うネクプロの利用をご検討ください。集客率の高さに満足できるはずです。ネクプロについて詳しくはこちらをご覧ください。


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